体臭ケアについて

体臭の要因は、汗・皮脂・皮膚の常在細菌の3つが深く関係しています。そもそも、汗や皮脂自体は臭うことはありません。皮膚にいる常在菌が汗と皮脂を食べてエネルギーを代謝して増殖していきます。このとき、汗臭やミドル脂臭の原因となるニオイ成分が出されることで臭うのです。加齢臭の発生メカニズムは汗臭やミドル脂臭とは異なり、皮脂が空気中の酸素の影響により酸化してニオイ成分が発生します。汗は臭いと思われていますが、かいたばかりの汗は、実は無臭です。汗をかいてもタオルやハンカチで拭かずに放っておくことで、皮脂や角質、垢と雑菌とが混ざり合い臭いを発生させます。ニオイ対策に重要なのは、汗をすぐに拭き取りケアすることです。

人間の嗅覚は、同じ臭いを継続してかいでいるとその臭いに鈍感になり、臭わなくなります。特に、30代〜40代にかけてピークを迎える「ミドル脂臭」は、後頭部や首の後ろなど鼻より後ろの部位で発生するため、他の臭いと比べ気づきにくいとされています。さらに、ミドル脂臭は、女性の方がより敏感に感じます。女性は、「この人臭い!」と思っていても口には出しません。自分では臭いを感じていなくても、ケアは万全にしておくのがマナーだといえます。

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