お茶には、日本人に身近である緑茶や紅茶、ウーロン茶、ジャスミン茶など豊富な種類があります。お茶に共通して含まれている成分は、カテキン・カフェイン・アミノ酸といわれています。
口臭を防ぐのに良いものとして、臭い物質生成を防ぎ抗菌作用のあるカテキンと、消臭効果を期待できるフラボノイドの二つがあります。これらが含まれるものは、緑茶、ウーロン茶、紅茶などがあり、この順に含有量が多いとされています。緑茶の持つポリフェノールは臭いを中和・消臭をしてくれます。タンニンも入っていて、消臭効果のある成分として名高いものの一つです。緑茶には、ビタミンEやビタミンCが含まれますが、皮脂の酸化を抑える役割もあります。さらに、虫歯や歯周病には、ウーロン茶が有効とされ、菌を抑える成分が含まれているそうです。
また、お茶で口臭を消す裏技があります。出がらしの茶葉をそのまま利用してガムのように噛むことです。コストをかけずに、一瞬にして口臭をなくすことが可能です。
お茶以外の効果的なものとして、梅干があります。梅干しを食べることで唾液をどんどん分泌して、口内をキレイにしてくれるそうです。さらに、梅干に含まれるクエン酸は殺菌にも優れているとされます。お茶と梅干で口臭ケアができる手軽さは、日本の伝統文化としてご先祖からの知恵なのでしょう。